幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~



あたしは、いっちゃんに聞こえないような小さな声で、たっちゃんに話しかけた。



「…あたしね、いっちゃんのこと、信じることにしたの」



「河村を…信じる?

光里はそれで大丈夫なのかよ」



あたしの決断を、たっちゃんは心配してくれている。

たっちゃんは、やっぱり優しいね。



「昨日のシーン、やっぱり思い出すだけで辛いの。

さっきだって、いっちゃんを見ただけで胸が張り裂けそうだった。


…だけど、このまま昨日のシーンを気にして過ごしてたら、あたしは毎日泣いてると思うんだ。



あたし、いっちゃんを心配させたくない。

笑顔だけを見てたい。



だから、出来るだけ笑っていっちゃんに接することにした!


いつか、いっちゃんがあたしに真実を話してくれると信じて」




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