思い出の場所まで
少しすると、
やっと、自分で起きることが出来た。
『母さん!』
「ままぁっ!」
「ママって言ったわぁ!気のせいかしら?」
『どうしようっ!あたし本当は16歳なの!
どうすればいいの!!』
「だぁ~っ!あんちゃだだじゅじゃ!
だだぁ~~~っ!!」
だめだ・・・。
こんな言葉しか出ない・・・。
「なんか、怒ってるっていうか
困ってるみたいね。この子はっ!」
そう言って、母さんはそう言って
あたしを抱き上げた。
「トイレかなぁ?」
ちっが~うっ!!!
まぁ・・・。
分かったら苦労ないんだけど・・・。