俺様のち王子。[完]
「…え?」
「ほら、もうだいたい乗り物乗ったじゃん?」
………観覧車乗ってないじゃん!
って言いたいのは山々だけど
なかなか口からでない。
「出よーぜ。」
足早に出口に向かってく徹。
馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ!
遊園地に来たら
クライマックスには
夜のロマンチックなムードで
観覧車の1番てっぺんで
甘い言葉+キス
…………でしょーがっ!!
なんてこの乙女心が
わかんないかなあ~?
拗ねながら
しょうがなく徹の後を追った。