俺様のち王子。[完]
◇徹SIDE
◇徹SIDE
「今日居残りあるから先帰っててー。」
あの日から毎日一緒に帰ってた唯が言った。
最近は学校で全く話す機会がなくこの帰る時間だけが唯一話せる時間だった。
学校で話そうとしても周りの女子が俺の行動の邪魔をする。
ここまで女子を憎んだ事はなかった。
それに最近は、唯の席の近くの安藤とかゆう男とやけに仲がいい。
そう、最近すれ違っていたんだ。
そんな矢先、俺は一端家に帰り、飲み物でも買おうと思い、学校の近くのコンビニに行こうとした。
すると近くから女の啜り泣く声が聞こえ、気になったので辺りを見回した結果がこれだ。