マジ恋

と、こういう訳なんです。

占いを信じるからだって、サッチャンや弥生は言うけど、

もし本当に占いが当たったら?

私の28歳までのしばらくは、カラカラ?

そんなの嫌!

絶対に嫌!

だから私、決めました。

恋を探します!




「しかしねぇ〜、占い師に言われたからって、手当たり次第に告白しても、ダメでしょうが。」

「手当たり次第じゃないし。」

「なら、今日のは?」

「今日のはぁ〜雨の日に〜ぃ、和馬君がぁ〜帰りに傘を貸してあげるって言うからぁ〜〜」



「もういいです!」

サッチャンと弥生は、声を合わせて言った。


「だいだいさぁ、ロマンチックな出会いから恋愛に発展だなんて、昼ドラじゃあるまいし。」

「サッチャン、さすが大人なご意見。」




分かってる。

そんな簡単に彼氏出来ない事ぐらい。

もし、告白してそんな簡単にOKしてくる奴は、軽い男なんだって事も。


て事は、私も軽い?

今日で8回も告白した私。
相手もそう思ってる?


「ねぇ、私って軽い?」

サッチャンと弥生は、目を合わせて呆れ顔で答えた。
「うん。」

「てか、今頃気付いたの?」


ガーーン
頭に大きな石が落ちた。


私、

やってしまっている…。


これじゃ、占い通りだよーーぉ。
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