双子ちゃんの恋模様
「だって、ま、正大が…何か貰ってくるから」
「だから、これ沙雪のなんだけど」
「…………………へ」
「沙雪が機嫌悪くしたからこの日くらい良い気持ちで過ごしたかったからわざわざ買ってきたんだよ」
頬を赤らめて恥ずかしそうに話す正大。
……知らなかった。
正大がそんなこと思ってたなんて。
「…ん」
「えっ…」
差し出されたプレゼントをあたしは手に取った。
「この間は悪かった。沙雪の気持ち、ちゃんと考えてなかった。これからは気をつけるから……だから、」
「仲直り…しよ?」
俺が言いたかったのに。とゆうような顔をしつつも正大は笑ってあたしの唇にキスを落としてきた。
そして
あたしも正大に同じようにキスをして、なんどもキスを落としあった。
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