双子ちゃんの恋模様
「あらあらっ!いらっしゃい。待ってたわよー」
明るく笑顔で迎えてくれたのは、あたしと同じくらいの背の高さの可愛らしい人。
「ただいま。連れてきたよ」
やっちゃんの後ろにいたあたしはクイと引っ張られ隣に立たされた。
「おっ、お久しぶりですっ…!」
「ふふ。深雪ちゃんだったわね。会うのは今日が二回目になるかしら?」
「あ、はい。夏休み始めに一回…」
「よね!ほら、立ち話も何だからどうぞー」
「深雪おいで」
手を引かれて連れていかれたのは広いリビングだった。
テーブルには新聞を広げて珈琲を飲んでる渋く見える男の人。
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