双子ちゃんの恋模様


―――――――

―――――…


「…あたしと…デートしたくないのかなぁ…」


只今、夕飯を食べ終わって沙雪の部屋にて相談中。


沙雪の部屋はピンク系で統一されていて、いつ見ても可愛いらしい部屋だった。


「したいに決まってるでしょ」


「だったらクリスマスくらい…っ」



俯せていた顔を上げるとデコピンが飛んできた。


…いたい。


「深雪の為を思ってそう言ってくれたんでしょ?
素直に受け止めなよ」


だってぇ…

あたしはしたいのにやっちゃんがしないって言うと何だかあたしだけ好きみたいなんだもん…。


あたしはまたテーブルに俯せた。






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