双子ちゃんの恋模様


でもやっぱり彼氏の家族と気楽に話すのはまだまだ慣れないもので…。


「深雪ちゃんは一人っ子?」


「いっ、いえ!ふふ双子の妹が、ひとりっ…」


とか


「高校は楽しい?」


「は、はいっ!友達、も沢山いっぱい、い、いるしっ」


とか、噛みまくり噛みまくり…。


その度にやっちゃんはお腹を押さえて笑っていた。


少しくらいあたしを助けてくれてもいーじゃんかっ。

そう思いながらも何とかやっちゃんのご両親との話を頑張った。


そして時間はいつの間にか進んでいた。


「あ、もう3時回ってたのか」


やっちゃんがふと時計を見て呟いた。



やっちゃん家に来てもう2時間が経っていた。





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