双子ちゃんの恋模様
「ほんと!?ほんとよねっ!きゃーっ!今日は私と寝ましょうねっ」
目をめちゃくちゃ輝かせてウキウキとキッチンの方へ向かっていった。
…………寝る。私、と。
あたしが、やっちゃんママと?
「…はぁ……深雪、一応上に行こう…」
少しの間、思考停止して気づけばやっちゃんの部屋に着いていた。
「ゴメン深雪。まさかああなるとは思わなかった」
「ううんっ。大丈夫…だけど…」
あたし泊まりなんて予想もしてなかったから洋服とか持ってきてないし。それに―…。
「お母さんに何て言おう…」
いくら彼氏の家でも泊まりなんて許すわけ…。
「だよな…。一応電話してみたら?」
「うん。ちょっと待っててね」
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