双子ちゃんの恋模様
「うわぉ、深雪積極的だねー」
「えっ…?」
唇が離れてやっちゃんの言葉を疑う。
積極的?このあたしが?ただでさえ泣き虫で恥ずかしがり屋のあたしが?
「する?昼間で明るくてもいいなら」
妖艶に微笑んだやっちゃんをみてやっとわかった。
でも決してしたくてしたんじゃない。やっちゃんがいけないんだ!
やっちゃんをベッドに押し倒すなんてありえない!!
そう、気づいたらやっちゃんの背中にはベッド。あたしはやっちゃんに乗っかってる状態だった。
「…ち!違うっ!馬鹿!やっちゃんのせいでしょ!?」
「人のせいにすんなよ。襲うよ?」
「や、やだ!やらないもんっ」
パッと離れると、やっちゃんも体を起こした。
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