双子ちゃんの恋模様


「ホントに申し訳ありません」

「悲しいわー…でも仕方ないわよね……うん、またきてね?」

「はいっ是非!」


もっと泣きつかれると思ったけど案外平気だった。


それからやっちゃんと一緒に自分ん家まで向かう。


「また今度おいでよ、母さんも歓迎するよ」

「うん、絶対行く」

「泊まる部屋は俺んとこだけどね」

「…………うん」


いちゃいちゃーってしながら歩いてたらあっという間に家に着いた。


家から聞こえた怒鳴り声は一体何!?


「沙雪!?」

「あ、おかえり深雪」


リビングに入るとクッションやらなんやらを両手に持って仁王立ちしてる沙雪と、床に座り込み逃げ腰のまーくんがいた。


「聞いてよ!正大ったら勝手にあたしのシュークリーム食べたのよ!?」

「だからっおばさんが食べても良いって言ったから食べたんだって!」

「は!?あたしの分まで食べた馬鹿は何処の誰よ!」

「馬鹿だって?お前よか頭いいわっ」





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