双子ちゃんの恋模様


「正大先輩も彼女作ればいーじゃないですか」


「例えば沙雪先輩とか」って付け足していうと沙雪から飛び蹴りされたやっちゃん。


あたしのやっちゃんになにすんのーー!?


「馬鹿じゃない!?
誰がこんなバスケ馬鹿相手にすると思ってんの!」


「はぁ!?俺だって我が儘で人をパシるような奴御免だね」



そっから始まった沙雪とまーくんの言い合い。


全く…朝から


「「近所迷惑だよね」」


あたしの声と重なったやっちゃんの声。


お互い顔を見合わせて笑ってから後ろの二人を置き去りにして学校に向かった。




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