双子ちゃんの恋模様


「うわあぁんっ!
もうやっちゃんに嫌われたよー!」


置いて来ちゃったし、
一人で言いたい事言ったし…


もう終わった…。


「沙雪〜!どうしよおっ」


あたしは涙でぐしゃぐしゃになったまま沙雪に縋り付いた。


「深雪うるさい!!
あたしが知るわけないでしょ?」


うぅ〜……酷い…。


本気で悩んでるのに!


「ふん!いーもん!
沙雪のばーか!
一生素直になんかなれないんだから!」


「な、なにおぅ!?」


沙雪とグチグチ言い合いをしながらその日は終わっていった。









そしてやっちゃんと連絡をとらないままクリスマス、12月24日を迎えてしまった。





.
< 28 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop