双子ちゃんの恋模様
午前中は抜け殻状態のまま、勉強をする気にもならなくて一つも手を付けず過ごした。
夕方からは塾で早めの夕飯を食べてから沙雪と共に家を出た。
塾に着くと既にほのかがいてあたしたちの席をとっていてくれた。
あたしは気が乗らないまま授業を受けた。
…先生が書いているもの写して理解する。
ペンを動かす手は誰一人止まらない。
あたしも見た目そうだけど実際は頭に何かはいっていなくて
考えることは全部
全部やっちゃんのことだけだった。
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