双子ちゃんの恋模様



――――――――…


「はい、ここまで!
明日も時間通りに来てくださいね」


礼をして教室を出た国語の先生。


これが最後の授業で22時を回ろうとしていた。


あたしは片付けながらさっききたメールを開く。


きっとサイトからなんだろうな。アドレス変更メールとか。


「深雪かえらないの?」


「んー?帰るよー
ちょっとメールが…」


カチカチと受信ボックスを開くと一通のメールが来ていた。


「…………っ…」


「あら〜、これは行かなきゃねぇ」


準備の遅いあたしのメールを後ろからのぞき見するほのかと沙雪。





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