双子ちゃんの恋模様
「待った?ごめんね。
寒かっよね。しかも今日塾だっけ?」
「ううん大丈夫!
塾は夕方からだしね。
ゆっくり帰ろー」
あたしがそういうとやっちゃんはヘヘッて笑ってあたしの手を握ってくれた。
えヘヘッ…やっちゃんの手、あったかい…。
半年くらい前から付き合いだしたあたしとやっちゃん。
あたしからの告白がきっかけで付き合い始めた。
同じバドミントン部で、三年にとっては引退だった。
ほのかとあたしの双子の妹、沙雪も同じ部活で
あたしがやっちゃんを好きなことを知っていた。
あたしが告白しようか迷ってると二人は
「もうこうやって会えないかもしれないんだよ!?
誰かに取られてもしらないからね」
の、沙雪のセリフで涙目になり
「深雪がしないならあたしがするからっ」
の、ほのかのセリフで泣いてしまったあたし。
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