双子ちゃんの恋模様


誰にも取られたくない


本気でそう思い二人に背中を押されながら三年生の引退パーティーの時にやっちゃんを呼び出して告った。


「…あのっ…す、好き…です!
付き合ってくださいっ…」


「俺も先輩好きーっ
よろしくお願いします。」


まさかの両想い。


確かに差し出した手はやっちゃんの手にとられていた。


あたしは嬉しくてやっちゃんの前でもろ泣き。


オロオロしてたけど優しくあたしの涙を拭ってくれたやっちゃん。


「俺も嬉しいです」


そう言って笑ったやっちゃんの笑顔でまた嬉しくなった。


あたしとやっちゃんはその後、皆のところに戻った。




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