双子ちゃんの恋模様
「どうなの?聞くところによると正大くんと幼なじみらしいけど」
「…その通りですが…」
もう、幼なじみ以上なにもないわ。
いや、避けつづけてるからあっちは幼なじみなんておもってないかもね。
「私、この間レストランで正大くんとあなたが二人でいるのみたの」
一人の先輩が前に少しでてあたしに向かって言ってきた。
あのとき見られてたんだ。
直ぐだったな…正大と喧嘩したの。
もう、戻れない。あの頃には。
「まるで恋人みたいに見えたの。仲よさ気で………実は正大と付き合ってるんじゃないの?」
「ふっ。まさか。冗談よして」
「じゃあ、無駄に正大くんに近づかないでくれる?」
は…………?
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