双子ちゃんの恋模様


「あんた、さっきからなんなのその態度。目上の人には敬語使いなさいよ」


「生意気すぎ」


「調子のってんなよ」


次々とかけられる言葉。


だから…あたしにあたらないでってば!


正大も……


「正大はあんたちの正大じゃないわっ!いい加減にしてよ!」


そう言った瞬間、頬に激しく痛みが感じた。


それは思い切り叩かれた証拠。


あたしの頭の何かもぶちと切れた気がした。


「…に、すんのよっ!!」


気づけばあたしも先輩たちに刃向かってして殴り返していた。


「いったー…!!あんた年下のくせにムカつく!!」



もう一度大きく手を振りかざされ目をつぶったときだった。


――――――叩かれる!!









「あっ…ま、正大くん!?」



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