双子ちゃんの恋模様


「俺は沙雪のなの。
皆のなんて馬鹿げてる。ファンクラブもいらないし迷惑だから。今後一切沙雪に近づくな」


正大のが年下なのに上から目線で、先輩たちを見下してる様子にあたしは呆然と見てるしかなくて。


先輩たちは正大に泣かされ一斉にどこかに走って行ってしまった。


必然的に正大と二人きり。


…………気まずい…。



「おいっ」


突然呼びかけられて反射的に正大の方に顔を向けると目の前は真っ暗だった。


ギューッと肩を抱きしめられているあたしは正大の胸のなか。


「っ!ちょっ、何すんのよっ!離して」


「いやだね。お前は馬鹿か?先輩たちに呼び出されたらこーゆーことって気づけよ馬鹿が」





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