双子ちゃんの恋模様


「ねぇ正大」


手を繋ぎながら互いの肩に寄り掛かって座るあたしたち。


「今度あたしが買ってあげたアイス買ってね」


「なんでだよ。自分で買え」


「いやよ。彼女にくらい買ってくれてもいいじゃない」


「ホント、うちの姫は何様だよ」



知ってるでしょ?
聞かなくたって。


あたしの正大なんだから。



でも特別に教えてあげる。

「アタシサマ」じゃないの。

あたしは貴方だけの





     「お姫様!」





END
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