先生にキス〈3〉
「もしかして君…、和丘さん…?」


うそ……。


なんで私の名前知ってるの……?


私は、この男の子のこと全く知らないんだけど…。



「…そうです…。」


私は頷きながら、答える。


「やっぱり!そうじゃないかなあと思ったんだ!」


何やら目をキラキラさせる男の子。



なんなの…??



「あの…あなたの名前……。」



「そっか。分からないよね。俺、並木 唯。クラスは2年A組なんだ。よろしくね!」


並木君って言うんだ…。


しかも同学年…。


私…、まだ他のクラスの人だと知らない人がたくさんいるんだよなぁ…。



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