先生にキス〈3〉
「それで、お母さんが先生を招待して、ゆっくり話をしたいって言ってるんですけど……先生忙しいですもんね。」



「俺は、いつでもいいよ。今日が良ければ仕事終わったらすぐに行くし。和丘のお母さんが都合のいい日にしてくれれば、俺はその日に行くからさ。」



先生にだって都合とかはあるでしょ…?



だけど、今日にでも来てくれようとしてる先生に、なんだか嬉しいって思う自分がいた。



「お母さんに聞いてみます。で、都合のいい日を先生にお知らせしますね。」



「和丘の家に行けるんだな!教師としてでなく、彼氏として。なんだかドキドキとワクワクだな。」



ドキドキは分かる気がするけど、何故にワクワクするんだろう…?



「また和丘の部屋、入ってもいいよな?」



先生は耳元で、そっと囁く。



まっ…まさか…



それが“ワクワク”ってこと!?



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