先生にキス〈3〉
お母さんと一緒に初めて学校に来て、初めて担任の綾月先生と対面して……。
こんなにカッコいいなら、なにも先生やる必要ないじゃん……
そう思ったんだよな……。
あの出会いから、ちょうど一年なんだ……。
「忘れてただろ?」
先生、少しムッとしてるような声だよ…。
「すいません…忘れてました…。」
俯きながら、素直に謝る私。
「……そんなに素直に謝られると、何も言えねぇ…。抱きしめたくなる…。」
は??なんでそうなっちゃうの!?