先生にキス〈3〉
「もしかして、本当に見に来てくれたの?」



えっ!?この声…。



私が後ろを振り返ると、並木君がジャージ姿で廊下を走ってきた。


なんだか会うの久しぶりだなあ……。



「あれ…?これから部活…?」



「もう部活には出てるんだけど、顧問の先生を呼びに行ってたんだ。」



なるほど……。



「そうだ!俺ちょうどこれから走るから見て行ってよ。」



そう言うと、私の手を握ってグラウンドへと走りだす。



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