先生にキス〈3〉
結局、私と並木君は他愛ない話をしながら、15分ほど木陰で時間を過ごした。



私が会話を終わらせようとしても、他の話題に切り替えて話を延ばそうとする並木君。



部活やってるのに、ここでいつまでも私なんかと会話していていいの?



私も、これから先生に会いに行かないといけないし、早く終了させたいんだけどな……。



そんなことを思いながら、話をしていた。



ようやく会話が終わると、私は急いでグラウンドを出る。



吹奏楽部が終わるの…あと少しかなあ…?



もう図書室に行っても本をゆっくりと読むほどの時間もないし意味ないかも……。



渡り廊下の所で、微妙に残っている時間をどうしようか考えていると、後ろから誰かに腕を掴まれた。



< 188 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop