先生にキス〈3〉
「和丘が、こうして傍にいてくれると、緊張が和らぐんだよな。」



私は……和らぐっていうより、ドキドキして落ち着かなくなっちゃうけど…。



先生が落ち着くっていうなら…まあいっか…。



もう放課後だし、私も特に用事もないもんね……。



心地よい風が私たちを吹き抜ける。



時間の流れなんて、感じさせないくらい穏やかな放課後。



私はしばらく先生と一緒に寄り添っていた。



< 194 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop