先生にキス〈3〉
先生の表情を見ても、何となくそんな気がした。



「何時でも大丈夫です。でも、お母さん…お昼を用意するって張りきってたので、出来たらお昼前がいいかな…。」



「そっか、和丘のお母さんの料理…楽しみだなあ!」


先生は、ニコッと笑顔を見せる。



笑顔とか見てる限りは、いつもの先生なんだけど…。


何だろう……



気にし始めると、どんどん気になっちゃう…。



「ん…?俺の顔に何かついてるか?じっと見てるみたいだけど…。」


「あっ…何でもないです!」


不思議そうな顔をする先生に私は首を左右に振った。


< 196 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop