先生にキス〈3〉
「先生、いつも幸歩がお世話になってます。」


「こちらこそ…。幸歩さんを始め、生徒には助けられたり、学ばせてもらうことばかりです。」


先生は頭を下げる。



「今日はリラックスして下さいね。」


お母さんは、一度キッチンに行くと、冷えたアイスティーを先生と私、そしてお母さんのところに、置いた。



「ありがとうございます。」


先生は爽やかな笑顔でお母さんにお礼を言うと、一口アイスティーを飲んだ。



私も一口飲んで、喉を潤す。



先生、紅茶が好きだったよね。



お母さんは、アイスコーヒーを用意するつもりでいたんだけど、私が変更してもらったんだ…。



美味しく飲んでもらえてるかな…?



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