先生にキス〈3〉
「アイスティー、とても美味しいです。俺、紅茶が好きなんですよ。」


先生はグラスを持ちながら、お母さんに話す。



「気に入って頂けて良かったです。幸歩から“先生は紅茶が好きだから、紅茶にしてね!”って昨日言われて、用意してみたんです。」



「えっ…そうだったんですか?」


先生は驚いた表情をして、私の方を見た。



もう、お母さんったら…!


そんなこと、言わなくたっていいのに。



恥ずかしいじゃん…!!



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