先生にキス〈3〉
それだとヤバイじゃん!



でも、学校では制服着てるから生徒と先生に見えるよね。



大丈夫だよね…。



「幸歩、緊張してるのか?さっきから、喋ってないけど…。」



先生はテーブルの下で、手をそっと私の手の上に重ねる。



「あっ……あの…」


私は、ついつい重ねられた手の方に視線がいく。



「幸歩ってば、先生と一緒で舞い上がっちゃってるのね!分かるわぁ〜!先生って見てるだけでもドキドキしちゃうものね!」



お母さんは、ぐんぐんテンションが上がる。



違うんだって!!



今は緊張っていうより心配をしてたの。



二人で勝手に想像の世界を進めていかないで欲しいんですけど…!!



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