先生にキス〈3〉
「ありがとうございます。幸歩のこと…大切にしていきますので、これからも宜しくお願いします。」



先生はテーブルの下でギュッと私の手を強く握る。



先生の横顔は真剣な顔でお母さんのことを見ていた。


そんな先生が、なんだかカッコよくて頼もしく感じてしまう私。



先生とだったら、これからも楽しく毎日が過ごしていけそう…。



自然とそう思えちゃうんだよね…。



気付けば私も先生の手を強く握り返していた。




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