先生にキス〈3〉
「それに、机の中に入れたってことは、教室に来たんですよね?いつの間に…。」



「お昼前の授業、体育だったろ?みんな教室にいないから、その隙に。俺はクラスの担任だから教室にいても不自然がられないからな。」



担任っていう立場を上手いこと利用してるなあ…この先生。



「もう…その前の休み時間の時は梗子に頼んで私を呼び出したりして…。いい加減にして下さい!」



「ごめん。でも、どうしても和丘に見せたいものがあったんだ。」



え?見せたいもの…?



先生はイスから立ち上がると、扉の前で立っていた私の方にやってきた。




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