先生にキス〈3〉
先生と二人で話すの…気まずい…。



私が泊まる部屋に戻ろうかな……。



私は立ち上がり、部屋のドアを開けようと手を伸ばす。



“ガチャ”



ドアが開いて、入って来ようとした先生と鉢合わせになった。



「どうした?」


少し驚いた顔で私を見る先生。


「私…部屋に戻ります…。もう大丈夫ですから…。」


部屋を出て行こうとすると、先生は入り口の壁に手をついて、私を行かせないように遮った。



「嘘…つくなよ。」



先生は、壁に手をついたまま、もう片方の手で部屋のドアを閉めると鍵をかけた。



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