先生にキス〈3〉
さっきまで抱えていた想いが全て涙と一緒に流れていったみたい…。
心が軽くなった気がするよ…。
先生のおかげだね…。
「先生…ありがとうございました…。私…先生に気持ちを曝け出したら、笑顔を取り戻せました。私は先生がいないとダメみたいです…。」
「俺もだよ。俺にはお前が必要…。そんな風に傍で笑ってくれるだけで、俺は強くなれる。」
先生は、おでこにキスした後、私をベッドに寝かせると、その上に覆い被さった。
「先生…。私、そろそろ戻った方がいい気がするんですけど……」
私は、ドキドキしながら先生の目を見つめる。
「もう一つ…聞きたいことがあるんだけどさ…。」
もう一つ?
なんだろう……??