先生にキス〈3〉

愛ある贈り物


ゆっくりと先生が唇を離した瞬間、私は一気に空気を吸い込んで呼吸をする。



なんかクラクラする…。



先生ったら、いくら何でも長すぎだよ…。



「和丘からもキスして欲しいんだけど…。」



えっ!?私?



今の今までキスしていて苦しかったのに、そんな余裕ないんですけど!



「また今度じゃダメ…ですか?」



多分、先生のことだから“ダメ”って言うのかな…



……と思いきや



「じゃあ次回に繰り越しな。」



そう言って私の頭を撫でながら笑顔を見せた。



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