先生にキス〈3〉
“チュッ”
少しすると、先生が私の唇にキスをする。
「目を開けていいよ。」
キスの合図で私は、そーっと目を開けると…
「…これって鍵?」
私の目の前で銀色の鍵が揺れる。
「どこの鍵か分かる?」
先生はニッと笑いながら鍵を手で左右に振る。
この鍵…どこかで見たような形…。
あっ!そっか…!!
「分かります。その鍵は…」
「俺の家の鍵。」
先生は私の手のひらに鍵を静かに置いた。
メニュー