先生にキス〈3〉
「どうしたんだよ?笑ったりして…?」


不思議そうな声を先生は出しながら、その子に聞く。


「だって今日の先生、いつにも増して嬉しそうなんですもん!何か良い事でもあったのかなって。」



そ…そうなの?


私にはいつもと変わらない先生に見えたけど……。



「そうか?俺は分からないけど…。」


「表情とか明らかに違いますって!春休み中に部活があった時と比べると、かなり差が歴然としてます。何かあったんでしょ?」



「どうかなあ〜。秘密にしておくよ。」



先生も笑いながらその子に答えた。



< 34 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop