先生にキス〈3〉
「先生の秘密…、知りたいですけど、お昼の途中なので私…そろそろ行きます。じゃあ放課後、宜しくお願いします。」



その子は元気よく言うと、スタスタと準備室から出ていった。



なんだか、明るくてサッパリした感じの人だなあ…。


顔は分からなかったから、あくまで声だけの判断だけど……。



ふう…



それにしても、気付かれなくて、ひと安心…。



「和丘、隠れてるの上手いな。」



私と同じ目線まで、先生がしゃがみ込む。



いきなりしゃがまれると、驚いちゃうじゃないですか!!



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