先生にキス〈3〉
「…はい。」



私はコクンと頷いた。



土曜日の夜か…。


今からドキドキしちゃう私って、変なのかな…?


先生に握られている手から、心臓の鼓動が先生に伝わっちゃってる気がする。


とりあえず行くことにしたんだし、教室に帰ろうかな。



「あ…私、教室に戻ります。お昼食べてないし…。」


手を離そうと引っ張ると、逆にギュッと強く握り、離そうとしない先生。



「もうちょっとだけ、ここに居たら?」



そんなこと言われても、私もお昼休みが終わっちゃうよ……。



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