先生にキス〈3〉
「ちょっと先生!!ここがどこだか分かってますか!?」



「もちろん。音楽準備室じゃん。」



そうじゃないってば!!


ここが何て名前の部屋かを聞いたんじゃないよ!?



「違います。そういうことが言いたいんじゃなくて……。ここは学校ですよ?急に、こういうことしないで下さい!」



「誰も見てなきゃ、構わないだろ?それに、しばらく会わなかったせいか、和丘のことが今まで以上に愛しいんだよな。」



ギュッと抱き締める先生の力が増す。



誰も見てないからって、油断は出来ないんですよ…?


でも、なんだろう……



今の先生の言葉が私の心をくすぐって、熱くしてる…。



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