先生にキス〈3〉
「和丘を抱き締めてると、気持ちが安らぐから、ついやめられなくなる…。」



安らぐ…のかなあ…。



私なんて、先生に抱き締められていると安らぐっていうよりも、ドキドキしちゃって落ち着かないけどな…。



「ごめんな、和丘。」



そう言うと、私の肩を持って、クルッと後ろに向かせると、準備室の時計を見せた。



えっ!!!



もうお昼休み、あと10分弱で終わっちゃう!!



これじゃあ、ほとんどお昼食べられないじゃん!



< 49 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop