先生にキス〈3〉
早く言わなくちゃ…と思いつつ、なんだか照れちゃって言えないんだ…。



でも、ちゃんと言うからね…。




マンションのエレベーターを降りて、エントランスを出た私は、敷地内にある大きな桜の木を見上げた。



春の日差しが、ピンク色の花を柔らかく包み込む。



青空に映える桜は、あとちょっとで満開といったところ。



やっぱり春っていいなあ…。




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