先生にキス〈3〉
そんな風に言われても、ドキドキで素直に先生なんて見れないよ…。



「幸歩…。」


先生は顎に触れている手で、俯く私の顔をゆっくりと上に向かせる。



ひゃあ……


先生とバッチリ目が合っちゃった……。



先生の瞳は、見てると吸い込まれそうになる。


目が逸らせなくなるんだよね…。


月明かりを浴びている先生は、いつにも増して優しい目で私を見つめている。



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