先生にキス〈3〉
「まだ危ないな。」


「な…何がですか?」


「桜が舞ってる。」


「だっ…だから何ですか?」



私が聞くと、先生はニッと笑った後、耳元へ唇を近付ける。



「舞ってる花びらが少なくなるまで、キスやめないから。」



へっ!?



なんでそうなっちゃうんですか??


っていうか、キスし始めたら舞う桜の花びらが少なくなるとか、そんなこと分からなくなると思うんですけど……。



先生は囁きかけた後、私の耳に軽くキスをした。



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