先生にキス〈3〉
おでこをあてて、熱があるか見るつもりなの!?



そんなことしなくても熱なんてないからいいのに…!!



近づいてくる先生の顔。


おでこが触れる……






…と思ったら、私のおでこに触れたのは先生の唇だった。


「先生っ!何やってるんですか!!」


あたふたしながら私は前髪を整える。



「いつも、おでこ使って確かめるのも定番過ぎると思ってさ。」


絶対熱なんかないって分かってやったでしょ…!


なんかニヤリと浮かべる笑みが、それを物語ってるんですけど!!



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