キスだけの恋愛!?
「・…っなあ!
女子校舎に転入生きたのって、
しってるかあー!!?」
・・…朝っぱらから
ウルサイ奴。
猿みたいに騒ぐなや。
俺は朝弱いんだよ。
「・・…しらん。」
「えええええ??
まじお前有り得ないわー笑」
「お前に言われたくない」
コイツは、清水啓(しみず けい)。
女みたいに噂話しとかだいすきな奴。
いつもコイツの周りには
情報が飛び交ってる。
どっから色々聞きまわってくるんだか。
まあ、ルックスは結構いい。
って男の俺から言わせると俺が
ホモみたいじゃん。
なんかヤだ。
「で。幌は女に興味ないん?」
啓が俺に話しを振ってきた。
しかも女の話。
俺が女に興味ないってこと
知ってんだろお?
「興味ないよ。」
「だよな~。
お前には…・・未那美(みなみ)が
いるもんな」
未那美かー…・
あいつは・…俺のこと
どう思ってんだろ。
まあどうせ幼馴染みだし・・
叶うはずないし。
思ってるだけで十分だよ。
そんなことを考えているうちに、
授業開始のチャイムが鳴り、
俺達は次の体育のために着替えていた。