特等席はアナタの隣。
私の叫び声にガバッと飛び起きた黒崎君…。


「何!?」

何!?じゃないよ!!

心臓バクバクで顔を真っ赤にさせ、

「な…なんで…一緒に寝て…」

黒崎君に問うと、

「…あぁ、お前の寝顔見てたら俺も眠くなった」

ふわぁっとあくびしながらわりぃわりぃ、と全然心の込もってない謝罪がかえってきた。


「だ、だからって普通一緒に寝ないよっ!!信じらんないっ!!」

バシッと枕を投げつけた。

「ってぇ!」


見事ヒットし、黒崎君は後ろに倒れる。


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