特等席はアナタの隣。
そう、同じクラスになる前から浅野の存在は知っていた。



中等部にある旧図書館。
まとわりついてくる女子から逃れるため、毎日のように昼はそこで寝て過ごしていた。

先生も図書委員も滅多に来ない隠れ家的スポット。


彼女もここの常連だったのだ。

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